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マンガは卒業できません!

読んだものや見たものの感想など。

いびつな人間関係が心の部分を置いて蠢く 「お前は俺を殺す気か4」読みました。

 

 

 

感想ですです。

 

 それぞれが誰かのためだと思っても……

不在の姉

雪江が帰ってこないために、雨音と二人だけで仕事を回している柴デザイン事務所。

エアコンが絶不調で、人間関係も複雑すぎて色んな意味で空気がよくない。

 

雪江は一人で頑張りすぎなのでは?雨音のためなんだろうけど、それは一人で頑張るしかないのでしょうか。でも矢面に立つならば、やっぱり雪江が最適解だと彼女の行動に納得してしまいます。

ただ血がつながっているだけの身内の不幸だとか、「面倒だ」と一言で言ってしまえばそうまとめるしかないのだけれど、その言葉の中にもっと重い物が隠れていて、それをはっきり口に出さないのが何とももどかしい。

 

絶対に間に入ることができない二人。芝にはそれが眩しくて、それぞれ別の人間なのに「二人」を切り離して考えることができず二人とも愛おしいのだろうか。

 

そもそも手を出しちゃった双子を雇って、元カノ取引相手ってもうドロドロなはずなのに、なぜか色々皆さん振り切りすぎてそうでもないように見えます。

 

全て宙ぶらりんのまま

やっていることは不道徳だし、みんなそれを解っていて関係を結んでいく。

誰もが名前の付いた関係に収まろうとはしないですし、普通の人みたいに収まることもできないのをよくわかっています。

 

あとがきでこのどうにもならないすっきりしない感じを「もにゃ」と表現されていますが、まさにその通り。

雪江はドロドロしている関係に迷いなく突っ込んでいくし悪役になろうと泥をかぶろうと雨音のためなら屁でもない感じですし、雨音は雨音でいろいろと顧みないでドロドロにはまり込んでいるのに繊細で、これほど扱いに困る人間はそうはいないでしょう。

 

 

次巻、5巻が堂々完結の最終巻だそうです。

果たして3人に何が起こるのか?というか何か形ある物に落ち着くことがあるのか?

楽しみに待とうと思います。

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